日本酒雑学-22日本酒の新たな時代の幕開け
純米酒
米、米麹だけで造られた「純米酒」が、1990年後半に注目されます。
お米の旨味があり、混ぜ物のないピュアな点が受けました。
戦後のお酒文化を支えるため生まれた「お米を使わない日本酒」から50年。
お酒の歴史が戻ったようです。
より贅沢な
「純米大吟醸」「純米吟醸」にも注目が集まります。
代表的なブランドに、山形の「十四代」、山口の「獺祭」、福井の「梵」などがあり、プレミアムSAKEとして海外でも引っ張りだことなっています。
最近は、スパークリング酒や低アルコール酒、ピンク色の日本酒なども出始め、日本酒のバリエーションがどんどん増えていきます。
若手蔵元
酒類業以外で経験を積んだり、ワインを学んだりした若手蔵元たちにより、今までの常識にとらわれない革新的なお酒の出てきました。
ただ、フルーティ―なだけではなく、今まで日本酒にはなかった酸味を含む複雑な味わいのものや、原点回帰で生酛造りや木桶仕込みに挑戦したものなど、新しさと古き良き日本酒文化を融合させたものなど多種多様です。
秋田「新政」、栃木「せんきん」、三重「而今」、京都「澤屋まつもと」、奈良「風の森」などが代表です。
新しい蔵元も、伝統を引きついている若手も蔵元も新しい試みをしています。
この酒が一番ということがありません!
これからも新しい酒がどんどん出てくると思います。