醸す森の純米吟醸、純米大吟醸生酒を搾ったお酒を直ぐに食卓にお届けします。
フルーティな日本酒 醸す森
苗場酒造は日本有数の豪雪地帯である新潟県中魚沼郡津南町で、古くから高品質で愛される日本酒を醸してきた地酒蔵です。
「さわやかな吟醸香があり、お米の甘みと旨味が凝縮され、飲み飽きしない日本酒を目指したい」
洗米・麹・仕込・上槽のほとんどを手作業とし、とにかく繊細に、優しく、手間とコストをかけてつくった、こだわりの逸品。
日本酒が好きな方にも苦手な方にも喜んでいただける、濃厚な甘みと旨味。
口に含んだ後にかけぬけるのは、酵母が作り出す爽快な微炭酸。
小さな地酒蔵が、大きな夢と情熱をかけて挑む、「新しくて、フルーティーな日本酒」。
それが「醸す森」なのです。
1段仕込・生原酒・袋搾りにこだわる
1段仕込み
通常日本酒は、仕込みタンクに酒母を立て、添・仲・留と蒸米・麹・水を3回に分けて加え、アルコール発酵を行う、いわゆる「3段仕込み」で造ります。
その方が、ある程度の品質を保ちながら大量生産できコストが下がるからです。
それに対し、その作業を1回目の添だけで行うのが「1段仕込み(添仕込み)」です。
14度程の低アルコールで、初期に出る芳醇な吟醸香とお米の甘味を残したまま、フレッシュで豊潤なお酒になります。
通常の日本酒の造りよりもお米が多く必要でコストが上がること、難しく繊細な造りのため一度に少量しか造ることができないことも、1段仕込みの特徴です。
この1段仕込みによって生まれる甘みと酸味、そして吟醸香は、発酵食品である日本酒の、ある意味原点といえる味です。
これが「醸す森」独特のフルーティーな味わいを生み出します。
生原酒
フレッシュなお酒を提供するために、火入れも割り水もしない、生原酒にもこだわりました。
酵母の働きを止める火入れをすれば、若干とはいえフレッシュさがなくなり、アルコール度数を加水調整する割り水を行えば、せっかく贅沢に作った旨味を損ねてしまいます。
特に、火入れを行わない生酒は酵母が生きているため、詰めた後も瓶の中で熟成を続けます。
日が経つにつれて楽しめる複雑な味の変化も、発酵食品である日本酒元来の魅力のひとつです。
袋搾り
上槽は、圧搾機で搾るのではなく、袋搾りで行うことにしました。
圧搾機より時間も手間もかかりますが、優しく搾り出すことで雑味を最小限に抑え、ヤブタ香という独特な香りも防ぎます。
「醸す森 生酒」予約販売
蔵元の新保は、やってみたかったことがありました。
それは、ふなぐちから出てくる新酒を味わう事です。
寒造り真っ最中の冬の津南。3m以上の積雪で覆われ、さらにシンシンと雪が降り積もる深夜、蔵の中は10本近くの開放タンクからの吟醸香でむせ返るほどです。
キンと冷えた蔵の中での新酒の豊潤でフレッシュな味わいは、思った以上のものでした。
搾りたての「醸す森」をすぐに瓶詰めして、その日のうちにクール宅急便で全国にお届けしたい。
そんな思いから、「醸す森 生酒」の予約販売をスタートさせました。
ご興味がある方は少し前に詰めた「醸す森」とも飲み比べていただき、熟成の面白さも感じていただけたらと思います。