不味い酒はない

口に合わないだけで、不味い酒はありません。杜氏が命を削って酒を造っているのにわざわざ不味い酒を造る杜氏はいません。

口に合わない酒があるだけで不味い酒はありません。

その酒をお客にどう飲むか提案するのが酒屋の仕事です。

日本酒にもブームがあります。

日本酒にもブームがあります。私が日本酒に興味を持った時は新潟の端麗辛口が第ブームでした。

でも、それは新潟の地域性から起こっています。新潟の冬は雪が多く、冬は何もする事がないから冬の夜は酒しか飲むしかなかった。

味の濃いい、甘い酒は朝まで飲み続けられかいから端麗辛口が新潟で流行って、それが東京のホワイトカラーの人たちに支持されてブームが起こったと言われています。

今のブームは

ここ数年はフルーティでやや甘口で口当たりの優しいお酒が流行っています。

これは若い人が量より質、特に女性が日本酒を飲み始めたのが大いに関係があると思います。

でも、今のブームがこれからも続くかと言うのは判りません。

料理の数ほど日本酒の種類も欲しい

端麗辛口、フルーティなお酒、味の濃いいお酒、色々な酒がなければ楽しくない。

この酒が一番と言う酒はありません。

この酒はダメと言うのは自然淘汰されます。

今ある酒はお客から支持されているから残っていますので、新しいお酒にチャレンジすると新しい発見があります。