扱う日本酒の選び方

年々少なくなってきたとはいえ、日本には1400以上の酒蔵があります。その中で取り扱う酒をいかに選ぶか?

■飲んで納得したお酒(美味しいと言うのは主観だし、そもそも日本酒は嗜好品だから、色々なタイプのお酒があれば良い)

これが一番おいしいと言うお酒はない。一番人気のあるという酒はありますが、それがそれが永遠に続かない。

■蔵との相性(実はこれが一番重要で、お酒は人が造っているので造っている人、それに関わっている人を好きにならなければその酒は売れない。)

■同じ地区に取り扱っている店がいない(1店で全ての日本酒を取り扱う事は出来ないので、お客さんは色々な店を廻って買い物を楽しんでもらいたい)

取り引きは結婚と一緒

取り引きは結婚と同じだと思っています。恋愛じゃなくて結婚です。恋愛は別れる時も多々あるけど、結婚はそう簡単に別れるわけにも行かないので相当真剣です。

でも!結婚も離婚があるように別れもありますが、取引を辞める時は取引きを始める数倍労力を使います。

そんな事は極力したくないので、当店の銘柄は急には増えません。ボチボチ増えます。

もし、別れたらもう一生取引は出来ないくらいの覚悟で取引をしています。いや、それぐらいの覚悟がないと蔵に失礼だと思っています。

同じ酒を売り続ける

1つの蔵のお酒を毎年毎年売り続けるのは大変です。だから当店は中々取扱い銘柄が増えません。

いや!力がないから増やすことが出来ません。蔵を一つ増やすぐらいなら既存の蔵の酒を1本でも売る方が良いと思っています。

1つの蔵には最低でも6種類ぐらいの酒はあります。それに季節商品を加えると10~15種類あります。

それに1800入り、720入りと考えると1つ蔵には20種類あってその半分取引しても10種類!

それが20蔵あったら200種類!

当店にはそんな事無理です。

少ない好きな蔵のお酒だけコツコツ売ります。

そんな酒屋です応援よろしくお願いします。